2017年5月に電気料金が値上げする理由は?賦課金の正体に迫る!

2017年5月に電気料金が値上げする理由は?賦課金とは一体何なのか?

「2017年5月の電気料金が大幅値上げになるんだって!?」

こんにちは、アラサーパパのユタカです。

何かと出費が多いこの季節。
去年の7月に車を軽からミニバンに乗り換えたので、「5月は車の税金が増えるから大変だよなー」とか考えていたら・・・他人事では無いニュースを目にしました!

5月から大手電力会社10社の電気料金が大幅値上げになるみたいです。
しかもこれで4ヵ月連続値上げ!

日常で使うお金の中で、どうしても避けて通ることができない水道光熱費などの固定費。これが大幅値上げとなると、1馬力で家計の苦しい我が家にとって大きな痛手です。

今までは「電気料金って固定費だし、お金がかかるのはしょうがないよね」なんて思ってましたが、この機会にちゃんと電気料金の仕組みを覚えておこう!と思い、電気料金値上げの主な理由である『賦課金』について調べてみました。

2017年5月に電気料金が大幅値上げされる理由

2017年5月に電気料金が値上げする理由は?賦課金の正体に迫る!

今回、見つけたニュースはこちら。

5月電気料金、大幅値上げ=再エネ負担増で月200円前後

 大手電力10社の5月の電気料金が、標準家庭で月150~210円程度の値上げとなる見通しであることが22日、分かった。再生可能エネルギーを普及させるために料金に上乗せする「賦課金」が、5月から増額されることが主因。火力発電の燃料となる原油や液化天然ガス(LNG)価格も上昇しており、消費者の負担が増しそうだ。

 5月の電気料金は10社がそろって値上げする。全社が料金を引き上げるのは4カ月連続。値上げ幅が最も大きいのは、石油火力発電の比率が高い沖縄電力で、210円程度高い7150円強となる見込み。東京電力も200円近く値上げし、6600円程度になるとみられる。

(引用元:Yahoo!ニュース

このニュースを見て最初に思ったのが、

『再生可能エネルギーを普及させるために料金に上乗せする賦課金』

って一体なんなんだ?ということ。
再生可能エネルギーの普及がなぜ電気料金の上乗せに関係してるんだろう?

そんな疑問が湧いてきました。

賦課金って一体何?

2017年5月に電気料金が値上げする理由は?賦課金の正体に迫る!

「もう、ただ単に節電をしていればいいわけじゃない!」

僕たちの意識していないところで電気料金がどんどん上がっているのであれば、その仕組みを調べて意識していくほうが良いに決まっています。

さっそくこのニュースの下のコメント欄を読んでみました。

Yahoo!コメントの反応

【Yahoo!コメントからの抜粋】

  • 太陽光発電を自宅の屋根に上げられる人だけが得する制度
  • 再エネ推進のツケは国民が払わないといけないのか?
  • これで東京電力は役員報酬も夏の賞与も出るんだろ。消費者舐めすぎ!
  • やりたい放題だな

なかなか批判的な意見が飛び交っています。

なるほど。
再生可能エネルギーと聞くと真っ先に思い浮かぶのが太陽光発電システム。それを導入している人が得をする制度ってことは・・・

だんだん賦課金の正体が見えてきました。

再生可能エネルギーとは?

再生可能エネルギーと聞いて、多くの人が思い浮かべるのが太陽光発電ですよね。調べてみたところ、もちろんこのエネルギーも種類の中に入っていました。

【再生可能エネルギーの種類】

  • 太陽光発電
  • 風力発電
  • 水力発電
  • バイオマス発電
  • 地熱発電

どれも導入するのにコストがかかるものばかり。我が家には無縁だと思っていましたが、こうして電気料金に直結していると聞くと他人事ではありません。

今回の電気料金値上げの主な原因である賦課金の正式名称は、

再生可能エネルギー発電促進賦課金

というものです。
よし、さっそく検索だ!ってことで調べてみると・・・出てきました。

再生可能エネルギーの買取りに要する費用は、全国一律の単価により、電気のご使用量に応じた賦課金(再生可能エネルギー発電促進賦課金)として、電気をお使いになるお客さまにご負担いただいております。

(引用元:東京電力ホールディングス

出ました。これが今回、電気料金が値上がりする理由です。

【賦課金の仕組み】

  1. 一般家庭や企業が再生可能エネルギーを発電する
  2. その発電した電気を電力会社が買い取る
  3. その際にかかった費用を賦課金として国民が負担する

「マジか・・・」

最近は東日本大震災や台風の影響からか、屋根に太陽光が付いている新築はそこまで増えていないような気はします。

が、2014年あたりに「太陽光発電による売電額が下がってしまう!」ということで太陽光発電の駆け込み需要が増えまくったのを覚えています。

またドライブをしている時に、以前はちょっとした畑だったところが一面太陽光発電のソーラーパネルに変わっていた!なんてこともよくありました。

一般家庭や企業で、確実に再生可能エネルギー発電量(主に太陽光)は増えています。

Yahoo!コメントで『太陽光発電を自宅の屋根に上げられる人だけが得する制度』とありましたが、国民がそう思ってしまうのも無理はない気がします。

太陽光発電を設置していない家庭ではただ負担が増えるだけですからね・・・

この制度は電力使用を再生可能エネルギーに変えることで、火力発電に依存している現状から脱却し、電気料金の高騰を下げる目的があるとのこと。

電気料金の高騰を下げるためなのに賦課金として国民の負担が増える・・・?
何だか矛盾しているような気がしました。

でも、確かに火力発電の元となる燃料は有限で価格が変わりやすいもの。これを機会に太陽光発電の導入を意識してみるのもいいかもしれません。・・・お金があれば(汗)

電気代の算出方法とは?

2017年5月に電気料金が値上げする理由は?賦課金の正体に迫る!

賦課金の正体がわかったところで、最後は電気料金の算出方法について調べました。

恥ずかしながら、今までどんな風に電気料金が決まっているのかを意識してきませんでした・・・算出方法はこちらです。

【電気料金の算出方法】

基本料金+(電力量料金単価×使用料±燃料費調整単価×使用料)+(賦課金単価×使用料)

注目すべきは燃料費調整単価賦課金単価の2点。

燃料調整費とは、発電するために必要な燃料費のこと。これには石油や石炭、液化天然ガスなどが使われています。

これらの燃料は海外からの輸入に頼っている状況なので、輸入価格によって燃料調整費が変わってくるんですね。

そして今回の話題となった賦課金は、『再生可能エネルギーで発電した電気は、一定期間はすべて買い取ることが法律で決まっている』という現実があります。

  • 産業用太陽光:20年間
  • 住宅用太陽光:10年間

となっており、今後も太陽光発電が増え続ける限り国民の負担は増えていくことになるでしょう。

さらに電気料金を決める式で単価すべてに『使用料』が掛け算されていることを実感。

いつも「電気代がもったいない!」と言っている妻の言葉を、今後はもっと深く噛みしめて電気を節約していこうと誓いました。

まとめ

  1. 2017年5月から電気料金が大幅値上げになる
  2. その正体は再生可能エネルギー発電促進賦課金
  3. 電気料金は全て単価×使用料で、その単価がどんどん上がっている
  4. 使用料の削減と再生可能エネルギーの導入、両面での対策が必要

今後もどんどん上がり続けることが予想される電気料金。

この機会に家庭での電気の使い方を見直して、よりシビアにならなきゃいけないなーと感じたニュースでした。

そして余裕があれば我が家にも太陽光発電を!・・・あ、まずは賃貸から持ち家にすることを考えなきゃですね。笑

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