秋の楽しみといえば、やっぱり紅葉ですよね。
北陸にもたくさんの紅葉の名所があるので、どこに行こうか迷ってしまいますよね・・・。そこで今回は、北陸の定番の紅葉の名所を県別・見ごろ順に紹介していきます。
1.石川県・白山白川郷ホワイトロード
・見ごろの時期:10月上旬~11月上旬
・場所:石川県白山市尾添~岐阜県白川村鳩谷
・アクセス:
<石川県側>
北陸自動車道小松ICから国道360号を中宮料金所方面へ車で40km
<岐阜県側>
東海北陸自動車道白川郷ICから国道156号を馬狩料金所方面へ車で6km
白山白川郷ホワイトロードは、石川県の白山と岐阜県の白川郷を結ぶ、全長約33キロメートルの有料道路。四季折々の景色を楽しめることで人気がありますが、紅葉の時期は特に人気。
- 山水画のような絶景が魅力の蛇谷川峡谷
- 平成2年に「日本の滝100選」に選ばれた姥ヶ滝
- 晴れた日には北アルプスを遠くに望む三方岩駐車場
- 落差86メートルのふくべの大滝
- 雄大な山々を望む白山展望台
など見どころいっぱい。姥ヶ滝の向かいには天然の温泉があり、露天風呂や足湯に入りながら紅葉を楽しむことができるのが魅力。
三方岩駐車場からは、登山道を通って三方岩岳山頂まで往復することができますよ。
2.石川県・那谷寺
・見ごろの時期:11月上旬~11月下旬
・場所:石川県小松市那谷町ユ122
・アクセス:
<電車・バスの場合>
JR加賀温泉駅からキャンバスで約30分→那谷寺下車すぐ
<車の場合>
北陸自動車道小松ICまたは加賀ICから約30分
那谷寺は、2015年にフランスの旅行ガイドブック「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」に南加賀から初めて掲載され、一つ星を獲得したスポット。
紅葉が見ごろの時期には、イロハモミジやヤマモミジ、ハウチワカエデなどが赤く染まり、奇岩遊仙境とのコラボレーションを楽しむことができます。奇岩遊仙境の白に紅葉の赤が映える様子は、北陸でも屈指の紅葉の名所として人気。
境内の景色があまりに美しいことから、松尾芭蕉が「石山の石より白し秋の風」と詠んだことでも知られているんですよ。
ライトアップイベント「秋の夜灯り」が開催され、昼間とは一味違った幻想的で優美な景色を見ることができますよ。23万平方メートルの広大な境内に点在するたくさんの重要文化財も見どころ。
3.石川県・兼六園
・見ごろの時期:11月中旬~11月下旬
・場所:石川県金沢市兼六町
・アクセス:
<電車・バスの場合>
JR金沢駅から北陸鉄道バスで兼六園下・金沢城下車徒歩すぐ
<車の場合>
北陸自動車道金沢西IC・金沢東ICから約30分
金沢森本ICから約20分
兼六園は、国指定特別名勝で日本三名園のひとつ。江戸時代の代表的な林泉回遊式庭園で、春は桜、夏は木々の緑、秋は紅葉、冬は雪吊りと四季折々の風景が楽しめるのが魅力。
紅葉する木々はモミジ類約340本、桜約420本、ケヤキ約60本、その他にニシキギやドウダンツツジなどがあり、赤や黄色に染まっていきます。
代々の加賀藩主によって長い年月をかけて造園された庭園は、優美さや大胆さ、壮大さが感じられて見ごたえ十分。見ごろの時期にはライトアップも行われ、昼間とは違った幻想的で美しい紅葉を見ることができます。
11月に入ると約1ヵ月かけて、重い雪から枝を守る北陸特有の「雪吊り」が施され、紅葉とともに楽しむことができますよ。周辺には観光スポットがたくさんあるので、秋の旅行にもおすすめ。
4.富山県・立山
・見ごろの時期:9月中旬~10月上旬
・場所:富山県中新川郡立山町芦峅寺ブナ坂外11国有林 中部山岳国立公園
・アクセス:
<電車の場合>
富山地方鉄道立山駅からケーブルカーで約7分
→美女平駅下車高原バスに乗り約50分
<車の場合>
北陸自動車道立山ICから約40分で富山地方鉄道立山駅
→ケーブルカーに乗り換え約7分→美女平駅下車高原バスに乗り約50分
立山で最も早く紅葉が始まるのは、標高2450メートルの室堂や標高2316メートルの大観峰、標高3015メートルの立山山頂付近。そこから1か月半かけて麓まで紅葉が降りてきます。
1番の見どころは「室堂」。室堂の紅葉は、赤や橙・黄色だけでなく、ハイマツの濃緑・チシマザサの淡緑などもあって色彩豊か。晴天なら、さらに美しい光景を見ることができますよ。
美しい山々の景色の他に、「みくりが池」の景色も外せませんよね!立山火山の火山湖であるみくりが池は、7月から10月まで紺碧の水面が見られることで人気。湖面に映る立山の紅葉は絶景ですよ。
もうひとつの見どころは立山ロープウェイからの景色。客車内からは色鮮やかな紅葉のじゅうたんや山々の大パノラマを一望できます。約7分間の空中散歩をぜひ楽しんでくださいね。
5.富山県・黒部峡谷
・見ごろの時期:10月下旬~11月中旬
・場所:富山県黒部市 黒部峡谷口
・アクセス:
<電車の場合>
黒部峡谷鉄道・富山地方鉄道宇奈月駅すぐ
<車の場合>
北陸自動車道黒部ICから宇奈月温泉まで約20分
黒部峡谷は黒部川が刻み込んだ日本最深のV字峡。
紅葉する木々はツガやキタゴヨウ、ネズコなどの常緑樹も多く、その中にヤマモミジ、カエデ、ナナカマドの紅葉樹やカエデ、クロモジカツラ、ブナなどの黄葉樹が点在しています。緑、紅、黄の3色のコントラストは見ごたえたっぷり。
1番の見どころは「山彦橋」。橋を通過する列車の音がやまびことなって温泉街に響くことが「山彦橋」の由来なんですよ。
「やまびこ展望台」は、黒部峡谷と赤い橋、トロッコ電車を一度に見られる絶好の撮影スポット。美しい景色が見られることから、黒部峡谷のパンフレットやポスターなどに使われることが多いんですよ。トンネルから出てくるトロッコ電車を撮影するのがいっしょに撮影するのが定番。
高さ60メートルと沿線で最も高い後曳橋を渡るトロッコ電車を車窓から撮影することができます。紅葉とトロッコ電車のコラボレーションも外せませんね!
散策の後は、宇奈月温泉でひとやすみするのがおすすめ。
6.福井県・永平寺
・見ごろの時期:10月下旬~11月上旬
・場所:福井県吉田郡永平寺町志比5-15
・アクセス:
<電車・バスの場合>
えちぜん鉄道永平寺口駅から京福バスに乗り約15分→永平寺下車徒歩すぐ
JR福井駅から京福バス特急永平寺ライナーで約30分→永平寺下車徒歩すぐ
<車の場合>
【福井方面】
北陸自動車道福井北JCTから中部縦貫自動車道永平寺参道ICを経由して約10分
【大野・勝山方面】
中部縦貫自動車道永平寺ICを経由して約10分
約10万坪の広大な敷地を有する永平寺は、たくさんの木々に囲まれて自然豊かなスポット。参道の紅葉が特に見どころで、黄色に染まった木々が見上げるとアーチのように広がっていて絶景なんですよ。
他には、入口に近い報恩塔や祠堂殿付近、境内の奥にある法堂周辺も美しい紅葉の風景が広がっています。お寺と紅葉のコラボレーションはやっぱり見ごたえがありますね。
永平寺の御本尊は釈迦如来・弥勒仏・阿弥陀如来の三世仏で、「浄化」のご利益があるといわれています。「浄化」=「今までの悪運をすべて消し去り、新しく人生をスタートさせる」ということなので、新しいことを始めたいあなたにおすすめ。
圧倒的な美しさの天井絵が見られる傘松閣もぜひ見ておきたいスポット。福井県ならではのそばも美味。
7.福井県・九頭竜湖
・見ごろの時期:10月下旬~11月中旬
・場所:福井県大野市 長野~箱ヶ瀬
・アクセス:
<電車の場合>
JR九頭竜湖駅からタクシーで約20分
<車の場合>
北陸自動車道福井ICから国道158号経由約1時間30分
東海北陸自動車道白鳥JCTから国道158号経由で約15分
豊かな自然の囲まれた九頭竜湖の見どころといえば、赤や橙、黄色に染まった山々とそれを映す湖面。昼と夜の気温差が大きいので、色鮮やかに紅葉するのが魅力。きれいな紅葉のグラデーションはまるで絨毯のよう。
九頭竜湖にかかる箱ヶ瀬橋と紅葉のコラボレーションも見どころのひとつ。九頭竜湖に架かる箱ヶ瀬橋は通称「夢のかけはし」と呼ばれていて、瀬戸大橋のプロトタイプとして造られたものなんですよ。
毎年、見ごろの時期に合わせて紅葉まつりが開催されます。
- ステージイベントでの郷土芸能披露や体験コーナー
- 大野市で採れた新鮮な野菜や特産品の販売
- 秋の味覚・まいたけ天ぷらやまいたけ弁当などの販売
- トロッコ列車の運行
など盛りだくさんの内容。家族みんなで楽しむことができますよ。
さいごに
2018年の北陸の紅葉の名所7選を紹介しました。
どのスポットも違った紅葉の楽しみ方ができて魅力的でしたね。周辺には温泉や観光スポットもたくさんあるので、宿泊して満喫してみてはいかがでしょうか。
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