秋といえば「紅葉」の季節!
九州地方にはさまざまな紅葉の名所がありますが、どんなスポットがあるのか詳しく知らないという方も多いと思います。
そこで今回は、九州の紅葉の名所10選の見どころを県ごとに詳しく紹介していきます。
目次
1.佐賀県・御船山楽園
御船山楽園
今年もここの紅葉を見る事が出来ました。
カメラ始める前から通う事10年。安定の美しさ。#PASHADELIC #autumndelic #御船山楽園 #東京カメラ部 pic.twitter.com/cmuBwjT0FQ— むかいは迎井☘️TEAM ASO (@Hotpicture0914) 2017年11月17日
・見頃の時期:11月下旬~12月上旬
・場所:佐賀県武雄市武雄町大字武雄4100
・アクセス:武雄温泉駅からタクシーで約5分
御船山楽園は、鍋島藩の第28代武雄領主・鍋島茂義が、狩野派の絵師を京都から招いて完成予想図を描かせ、約3年の歳月をかけて造られた池泉回遊式庭園。
東京ドーム10個分の広大な敷地には、標高210mの御船山を背景にして赤や橙、黄色の紅葉と緑が広がっていて見事。広い園内の中でも、樹齢170年の大モミジや池に映える紅葉が特に見どころ!
日本最大級の紅葉ライトアップが楽しめるのも人気の理由。昼間の鮮やかな紅葉とは違って幻想的な雰囲気で、水面にはライトアップされた紅葉がはっきりと映っていてフォトジェニック。
紅葉まつり期間中には萩野尾御茶屋が限定公開され、昼は「粉茶と串団子のセット」、夜は「粉茶とぜんざいのセット」が販売されますよ。
2.佐賀県・シチメンソウ群生地
・見頃の時期:11月下旬~12月上旬
・場所:佐賀県佐賀市東与賀町下古賀2885-2(東与賀海岸)
・アクセス:
<電車の場合>
JR佐賀駅からタクシーで約30分
<車の場合>
長崎自動車道佐賀大和ICから約45分
<バスの場合>
モミジやイチョウではなく、シチメンソウの紅葉を楽しむのはいかがでしょうか。見ごろの時期のシチメンソウは、赤紫色に染まってとってもきれい。有明海の秋の風物詩なんですよ。
東与賀海岸に群生するシチメンソウは「海の紅葉」と呼ばれていて、赤いじゅうたんを敷いたような鮮やかな光景が見どころ。
毎年、見ごろの時期に合わせて「シチメンソウまつり」を開催。期間中は毎日ライトアップが行われるほか、イベント日には近隣の小学生が作った灯籠約500個も配置され、より美しい光景を見ることができます。
米のつかみ取りや干潟の生き物観察、物産販売、特産品等が当たる抽選会、ステージイベント、野点など、イベント盛りだくさん!
3.佐賀県・九年庵
・見頃の時期:11月中旬~11月下旬
・場所:佐賀県神埼市神埼町仁比山
・アクセス:
<電車の場合>
JR神埼駅から三瀬脊振行き昭和バスで約10分、仁比山神社前下車徒歩すぐ
<車の場合>
長崎自動車道東脊振ICから約10分
九年庵は、佐賀の大実業家・伊丹弥太郎が明治25年に造った別荘と明治33年から9年の歳月をかけて造り上げた庭園で、平成7年2月には国の名勝に指定されています。
見ごろの時期には、たくさんのモミジが真っ赤に色づき、じゅうたんを敷き詰めたように庭一面に広がるコケの緑とともに庭園を彩ります。近世和風の数寄屋建築の別邸と紅葉の景色はとても美しく、日本の良さを感じながら散策を楽しむことができますよ。まるで京都のような室内からの庭園の眺めも絶景。
一般公開時には、地元の特産品を含めた物産展示・販売が行われるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。
4.佐賀県・大興善寺
大興善寺
再編集!!
どうですか!!! pic.twitter.com/DvXv5cSXTr— たーたろ☪︎TEAM ARARAGI (@ta6825photo) 2018年1月10日
・見頃の時期:11月中旬~12月上旬
・場所:佐賀県三養基郡基山町大字園部3628
・アクセス:
<電車の場合>
JR基山駅から車で約10分
JR新鳥栖駅から車で約20分
<車の場合>
九州自動車道筑紫野ICから鳥栖筑紫野道路園部IC経由で約5分
紅葉のピーク時にはJR基山駅から臨時バス運行
大興善寺は、四季折々の自然を感じられるスポット。紅葉の1番の見どころは、福岡県筑紫野市と佐賀県基山町にまたがる契山ふもとの山林植物園「大興善寺契園」。
起伏の激しい山の斜面を赤く染まったモミジ約500本が彩り、見上げても見下ろしても紅葉が楽しめるのが魅力。きれいに整備された散策路があるので、紅葉はもちろん、山の自然もゆっくりのんびりと眺めることができますよ。
毎年恒例の紅葉ライトアップ「契山の灯り物語」では、出逢い結ばれるまでの形を4つの過程に分け、旧跡と紅葉を灯します。
ライトアップの他には、太鼓や二胡などの演奏を楽しめるもみじコンサート・筑紫中央高校書道部による書道パフォーマンス・朝採れの新鮮野菜や果物など、ご当地の特産品が並ぶ即売会門前市「大収穫祭」・大興善寺本堂内にて法要と講演を行う開創1300年記念法要などが行われます。
5.福岡県・秋月城跡
・見頃の時期:11月下旬~12月上旬
・場所:福岡県朝倉市秋月野鳥
・アクセス:
<電車の場合>
甘木鉄道甘木駅から秋月行きバスで約20分→郷土館前下車徒歩10分
<車の場合>
大分自動車道甘木ICから国道322号経由車で約20分
秋月城跡は、福岡県を代表する紅葉の名所。1番の見どころは、「黒門」と真っ赤なモミジのコントラスト。
黒門の周辺には約20本のカエデが植えられていて、見頃の時期には黒門を囲むように色づいて絶景。黒門と色づいたカエデがあまりに美しいので、写真撮影をする人が絶えません。見ごろは11月下旬~12月上旬ですが、紅葉のじゅうたんが見られる紅葉の終わり頃の景色もおすすめ。
秋月城跡周辺は「筑前の小京都」と呼ばれる城下町が広がっているので、武家屋敷や土塀・苔の生えた石垣など約800年の歴史を感じながら散策してみてはいかがでしょうか。
6.福岡県・竈門神社
昨晩は竈門神社のライトアップに行ってきました。
雨上がりで予想外のリフを撮れたのは嬉しかったけど、紅葉ライトアップって難しいですね…。写真仲間とのひと時は最高でした😄 pic.twitter.com/KcY3hzbM0f
— Takayuki (@takabou_photo) 2017年11月23日
・見頃の時期:11月中旬~12月上旬
・場所:福岡県太宰府市内山883
・アクセス:
<電車の場合>
西鉄太宰府駅から徒歩30分
西鉄太宰府駅から市営バスまほろば号に乗り内山下車徒歩すぐ
<車の場合>
九州自動車道太宰府ICから約20分
「縁結びの神様」として広く親しまれている竈門神社は、紅葉の名所としても人気のスポット。
1番の見どころは、参道に出現する紅葉のトンネル。参道の階段付近は紅葉が最も集中しているので、かなり見ごたえがあります。境内各所に赤や橙、黄色、黄緑などのグラデーションが広がっているので、いろんな場所で紅葉を楽しむことができますよ。
見ごろの時期には毎年恒例の「もみじ祭り」を開催。ライトアップされた境内は、昼間の鮮やかな紅葉とは違った荘厳美麗な景色を見せてくれます。地元の採れたて野菜や果物のフリーマーケットや挽き立てコーヒー・ボージョレ―ヌーボー・季節の和洋菓子などの販売、御本殿前でのミニコンサートなどの催しも充実。
7.熊本県・五家荘
今回の五家荘は紅葉撮りすぎたな pic.twitter.com/cPy9rkrtXw
— れんこん (@wataken999) 2017年11月11日
・見頃の時期:10月下旬~11月下旬
・場所:熊本県八代市泉町
・アクセス:
<電車の場合>
JR有佐駅からタクシーで約70分
<車の場合>
九州自動車道松橋ICから国道218号・445号経由で約90分
五家荘は、「椎原・仁田尾・樅木・葉木・久連子」の5つの集落の総称で、日本有数の秘境を彩る紅葉が有名なスポット。平家の落人伝説が残る場所としても知られているんですよ。
九州脊梁に囲まれて点在する五家荘には、見どころがたくさんあります。茅葺き屋根の古民家と赤や橙・黄色の紅葉のコラボレーションがとてもきれいな「平家の里」、長さ116m・高さ55mから見渡すスリル満点の紅葉を楽しめる「梅の木轟公園吊橋」、高さ70mのから流れ落ちるダイナミックな滝と美しい紅葉がまるで絵画のような「せんだん轟の滝」が特におすすめのスポット。
他にも紅葉ポイントが豊富なので、観光がてら出かけてみてはいかがでしょうか。
8.熊本県・蘇陽峡
蘇陽峡の紅葉が最高に美しい🍁#蘇陽峡 #熊本県山都町 #紅葉#日本紅葉百選 pic.twitter.com/tdBduKu5eS
— たまめっくす北九州ノフ 8/4ももクロマニア (@mcz0517shiori) 2017年11月14日
・見頃の時期:10月下旬~11月中旬
・場所:熊本県上益城郡山都町長崎
・アクセス:九州自動車道御船ICから約90分
蘇陽峡は、「九州のグランドキャニオン」と呼ばれている紅葉の名所。
高さ約200mもの切り立った絶壁が竿渡の滝から花上ダムまで10kmも続く、全国でも珍しいU字形の渓谷。その雄大さから、「九州のグランドキャニオン」と呼ばれています。
「長崎鼻展望台」から蘇陽峡を眺めると、赤や橙・黄色・深緑に染まった美しい渓谷と、その間を走る川の景色の全体を見ることができるのでおすすめ。日本紅葉百選・日本渓谷百選に選ばれた絶景をぜひ堪能してくださいね。
見ごろの時期には「もみじ祭」が開催され、山の都の産直市やうまいものマルシェ、蘇陽峡カヌー、蘇陽峡もみじウォークなどが行われます。
9.大分県・深耶馬渓
・見頃の時期:10月下旬~11月中旬
・場所:大分県中津市耶馬溪町大字深耶馬
・アクセス:
<電車の場合>
JR豊後森駅からバスで約20分
<車の場合>
大分自動車道玖珠ICから県道28号線経由約20分
深耶馬溪は、九州を代表する紅葉の名所。狭い谷に絶壁や石柱が屏風のように連なっている景勝地「一目八景」からの絶景が1番の見どころ。
「一目八景」は、群猿山・鳶ノ巣山・嘯猿山・夫婦岩・雄鹿長尾の峰・烏帽子岩・仙人岩・海望嶺などの岩峰群が、一目で八景を一望できることから名づけられました。
荒々しい岩肌に張り付くようにして色づいているモミジやカエデ・イチョウが、赤や橙・黄色・緑のグラデーションになっていて、壮大な景色を楽しむことができます。日が当たる時間帯の関係で、午前中の観賞がおすすめ。
見ごろの時期には、一目八景と県道28号線沿いのモミジがライトアップされます。ライトに照らされたモミジは幻想的で、夜の耶馬渓を優しく照らしてくれます。ドライブの途中にいかがでしょうか。
10.宮崎県・高千穂峡
紅葉の高千穂峡、神秘的でとても綺麗でした!╭( ・ㅂ・)و ̑̑ グッ !"
めっちゃ癒される!
また行きたいなぁ〜\(´ω` )/››‹‹\( ´)/›› ‹‹\( ´ω`)/›› pic.twitter.com/oF8oWshYr9
— DERO♡RIST (@Derorist_G) 2017年11月18日
・見頃の時期:11月中旬~11月下旬
・場所:宮崎県西臼杵郡高千穂町大字三田井御塩井
・アクセス:
<電車の場合>
JR延岡駅から車で約50分
<車の場合>
九州自動車道松橋ICから国道218号経由約90分
高千穂峡は、国の名勝・天然記念物に指定されているスポット。高さ約80m~100mの絶壁が7kmにわたって続いていて、季節ごとの景色を楽しめることで人気があります。
紅葉の時期には、荒々しいV字型の峡谷が赤や黄色にやさしく色づき、美しい景色を見せてくれます。おのころ池周辺や真名井の滝を望む御橋が特に鮮やかに色づきますよ。
高千穂峡の紅葉をより堪能するなら、ボートがおすすめ。ボートでは真名井の滝のすぐそばまで行くことができ、滝の迫力と紅葉の美しさを両方堪能することができておすすめ。
マイナスイオンもたっぷり感じられます。周辺には、温泉やあまてらす鉄道、淡水魚水族館などの観光スポットが充実。
さいごに
九州の紅葉の名所10選を紹介しました。
山や神社、海岸、庭園など、紅葉を楽しめるスポットがいろいろありましたね。紅葉まつりがあったり、周辺には観光スポットが豊富だったり、お出かけにぴったり。
今年の秋は、紅葉の名所めぐりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
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