こんにちは、アラサーパパのユタカです。
今年の5月下旬、兵庫県尼崎市で中国広東省から持ち込まれた貨物コンテナに、強い毒を持つ南米原産の外来生物「ヒアリ」が日本で初めて発見されました。
その後兵庫県神戸市、愛知県弥富市と続き、7月上旬に大阪港でも見つかったヒアリの中に国内初の「女王アリ」も見つかったんです!
これはヤバい。最悪の場合は死に至る猛毒を持つヒアリ。
その女王アリが見つかったということは・・・想像しただけでも怖いですね。
今回は、ヒアリの女王アリの特徴や寿命、恐るべき繁殖能力について紹介します。
ヒアリとは?
ヒアリは南米原産の危険な外来生物として注意が呼びかけられていて、今まで日本での低定着は確認されていませんでした。
しかし今回、尼崎市で発見されたのを皮切りに日本各地でヒアリが確認されています。
実は「ヒアリ」という名前は「刺されると火傷のような痛みを起こす」ということから来ています。考えただけで恐ろしい・・・そんなヒアリの特徴はこちら。
(引用元:東京都環境局)
- 色は赤褐色
- 背中に2つのこぶがある
- 大きさは2.5mm~6.0mmでバラつきがある
- 尻の猛毒の針を持つ
- 土でドーム状のアリ塚を作る
とにかく赤褐色でこぶが2つあるアリを見つけたら絶対に近づかないようにしましょう!
そしてヒアリは非常に好戦的な性格で、攻撃されると大群で反撃してきます。土でできたドーム状のアリ塚を見つけても決して触らず、自治体または害虫駆除業者に相談してください。
ヒアリの女王アリの特徴
ヒアリの女王アリが見つかったということは、繁殖して日本全土に蔓延してしまう可能性があるということ。
これは何が何でも防がなくてはなりませんね。
ヒアリの女王アリの特徴を調べてみたので箇条書きにします。
(引用元:毎日新聞)
- 大きさは通常のヒアリに比べ大きく、約1cm
- 1日に2,000~3,000個の卵を産む
- 一生の間に200~300万個の卵を産む
- 女王アリの防衛をするアリの攻撃は1回あたり4~7刺
- 女王アリが新女王を産む時期は防衛アリの攻撃力が1.5倍に
こうして並べてみただけでも恐ろしいですね。
僕はこのニュースを見て漫画「ハンターハンター」のキメラアント編を思い浮かべました。女王が新たな王を産むときにめちゃくちゃ強い護衛軍を従える・・・まさにこのケースです。
恐るべき繁殖力
- 1日に2,000~3,000個の卵を産む
- 一生の間に200~300万個の卵を産む
こうなってくると女王アリが発見された大阪港周辺で多くのヒアリが繁殖していないかとても心配になりますよね。
7月4日に日本経済新聞で発表されたニュースはこちら。
大阪港にヒアリの巣、女王アリも? 国内繁殖の恐れ
環境省は4日、先月30日に大阪港で見つかったアリを南米原産の強毒アリ「ヒアリ」と確認したと発表した。
国内でヒアリが発見されたのは神戸港などに続いて4例目。
女王アリとみられる羽の生えた個体のほか、巣も確認したという。同省はヒアリが国内で繁殖した恐れもあるとみて、国土交通省と連携し、全国の7港でヒアリの生息確認などを進めている。
(日本経済新聞より抜粋)
「え、もう巣も発見されたのか!!」と驚きました。
1日に2,000~3,000個の卵を産むということは、1ヵ月で6~9万匹、3ヵ月で18~27万匹のヒアリが誕生するということ。
今後爆発的に日本に広まる可能性がますます高まってきてますね。
ヒアリの女王アリの寿命
そして気になるのがヒアリの寿命ですよね。
一般的な働きアリは大きさによって若干異なりますが、寿命は約5週間です。が、女王アリとなると寿命は別格!
なんと最大で7年生きられるそうです。
Queen ants can live 7 years or more, while worker ants generally live about 5 weeks, although they can survive much longer.There are two kinds of red imported fire ants — the single queen and multiple queen forms.
(AUBURN UNIVERSITYより抜粋)
※働きアリは5週間、女王アリは7年生きられる、というような記述です。
1日に2,000~3,000個のペースでヒアリを産み続け、最大7年かけて移動を繰り返し新たなコロニーを作り続ける・・・一刻も早い根絶を願うばかりです。
さいごに
以上がヒアリの女王アリの特徴や寿命、恐るべき繁殖能力についてでした。
ヒアリの生息可能地域は日本では関東以南とのこと。
駆除や生息範囲拡大への対策は国や自治体に任せるとしても、これから日本の多くの地域で発生してしまうかもしれません。
そう考えると、僕たち一人一人がしっかりとした知識を身につけて家族や自分を守っていかなければなりませんね!
今後も新たな情報が入ったら随時追記していきます。
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