ファスティング中の頭痛はなぜ起こる?５つの原因と解消法とは?

ダイエットはもちろん、便秘解消や自己免疫力アップや美肌効果など、美容にも健康にも嬉しい効果が得れるファスティング。

しっかり栄養管理をして計画的に行ったのに、ファスティング中の頭痛に悩まされた！という経験はありませんか？

調べてみると、実はファスティング中には頭痛が起こりやすくなり、それは多くのファスティング経験者の悩みでもあったのです！

食事の量を極端に減らしているファスティング中は、僕たちの想像以上に体の中では目まぐるしく変化が起こり、その変化により頭痛が引き起こされるんですね。

ファスティング中の頭痛経験があるあなたも、これからファスティングに挑戦しょうと思っているあなたにも！頭痛の原因と解消法を紹介します！

ファスティング中に起こる好転反応

ファスティング中に体の中で起こる変化は頭痛のようなデメリットもありますが、その一方で脂肪燃焼やデトックスしやすい体に切り替わっている「好転反応」と考えることもできます。

好転反応は英語で「クレンジングリアクション(浄化作用)」ともいい、まさにデトックスのサインともいえる反応なんですね。

頭痛の他にも、一時的な肌荒れ、疲労感、下痢、などの症状が出る場合もあるそうです。

個人差はありますが、好転反応による頭痛は2日目辺りに起こり、短時間で和らいでいくものだと言われています。あまりにも長く辛い頭痛が起こった場合は無理せずファスティングを中止しましょう！

好転反応で頭痛が起こるのは分かりましたが、具体的にはどのようなことが原因で頭痛が起こってしまうのでしょう？

低血糖になると通常血圧を上げるホルモンが働きます。しかし、普段から甘いものをよく食べるなど糖質多めの食生活を送っていると、本来血圧を上げてくれるホルモンの働きが低下している状態になります。

この場合自力で低糖質状態から抜け出せなくなり、頭痛が起こります。

解消法：ハチミツをなめる。一緒にマグネシウムのサプリを摂るとエネルギー生産の効率も良くなります。

手作りのスムージーやスープでのファスティングを行っていると、市販の置き換え食とは違い、しっかり必要な栄養素を補えていない場合があります。

その中でも特に大切な栄養素である、ナトリウムやカリウムが不足すると体は脱水状態になり、頭痛の他に吐き気やめまいの原因になってしまいます。

解消法：水分補給をしっかり＋塩飴や梅干しをなめて塩分を摂取

ケトン体は糖が不足したときに肝臓で生成され、糖の代わりにエネルギーとなり体や脳の働きを支えてきれます。ファスティングにより糖不足になるとこのケトン体が大量に生成されます。

脂肪燃焼を促進させ「痩せ体質」になるにはありがたいケトン体ですが、ケトン体が体内に増えると体は水分を排出しようとするので、結果脱水症状を引き起こし、頭痛の原因になってしまうのです。

解消法：水分補給をこまめにとる。ファスティング後半はケトン体による頭痛は治まります。

普段の生活でコーヒーは欠かせない！というコーヒー好きのあながファスティングでコーヒーを断つと、カフェイン不足により頭痛が引き起こされます。

他にも小麦粉製品好きの場合はグルテン不足、乳製品好きの場合はカゼイン不足で同様に頭痛が起こってしまう心配も。通常は1～2日目程度で治まります。

解消法：ファスティングを始める以前にカフェイン(グルテン、カゼイン)など、中毒性のある成分を控えた食生活を心掛ける。

固形物を食べられないこと、空腹が引き起こすストレスが原因で頭痛が起こってしまう場合もあります。また女性はホルモンバランスの変化でもストレスや頭痛がひどくなってしまうことも。

解消法：白湯などを飲んで体を温め、リラックスするようにしましょう。食べたい気持ちを紛らわす読書やゲームをして気持ちを切り替えることが大切です。

体の中の変化により起こってしまう頭痛を予防するには、普段からバランスの良い食事を心掛けることが大切なんですね。

また置き換え食の栄養バランスもとても大切！手作りの置き換え食を作る場合はビタミン・ミネラル不足にならないように気をつけましょう。

回復食やファスティング後の食事も“まごはやさしい”を考え食材を選ぶようにしましょう！

はじめての方は思いもよらぬ頭痛を感じ、すぐにファスティングを中断しがちになります。

体がデトックスされリセットされていくと、頭痛は自然と治まっていくそうなので、あまり神経質になりすぎないほうが良いのかもしれません。

しかし無理は禁物！辛い頭痛が長引くなら我慢せずにファスティングを中断しましょう。