子供の頃は夏といったら夏休み!で、1か月以上の長い休みを思いっきり楽しみましたよね。
大人になって働き始めると、そんな子供の頃を思い出して「ああ、1か月も休めるなんてなんて幸せだったんだろう…」なんて考えてしまいませんか?
そんな僕たち大人の夏に、つかの間の休息を与えてくれるのが、お盆休みです!
実家に帰りたい、家族で旅行に行きたい、家でひたすらゴロゴロしたい!と、お盆休みを楽しみにしている人も多いのではないでしょうか。
そこで!今年のお盆休みの計画を立てる前にまずは知っておきたい2018年のお盆の期間と、混雑予想、そしてお盆の由来について紹介したいと思います!
お盆とは??そもそもなんで休みになるの?
お盆は一年に一度、先祖の霊が私たちのところへ帰ってくると考えられている期間。先祖の霊を迎え入れ、そしてまた浄土に送り返すまでがお盆なのです。
元々は仏教の盂蘭盆会(うらぼんえ)という行事がお盆のはじまりだと考えらえれています。
盂蘭盆会は古代インドのサンスクリット語の「ウラバンナ」が起源とされており、「逆さ吊り」「非常な苦痛」という意味があり、目連尊者が母の魂を救った故事に由来しています。
お釈迦様の弟子の一人、目連尊者は亡くなった母が地獄で苦しんでいることを知ります。
お釈迦様に教えを乞い、その教え通り、目連尊者は、7月15日に3か月間の修業を終えた高僧にたくさんのご馳走をふるまい、母の魂と代々の先祖を供養してもらうように頼みました。
高僧の供養のおかげで地獄の苦しみから母を救った目連尊者は、翌年以降も7月15日に同じことを繰り返しました。
母親を助けたい目連尊者の行動が、「先祖を祭る」という意味で現代まで受け継がれているんですね。
もとは武家、貴族、僧侶などの上流階級の行事であったお盆が、一般庶民に広まったのは江戸時代に入ってから。
仏壇に供えるローソクが安価で手に入るようになったことがお盆が広まった要因の一つでもあります。
そしてこのころから奉公人が正月とお盆の年に二回だけ休みをとって実家に帰ることが許される習慣「藪入り」が生まれ、お盆=休み、という考えが広まったと言われています。
2018年はいつからいつまでがお盆休み?
本来のお盆は「新のお盆」として知られる7月13日~7月16日(2018年)ですが、現代で一般的に知られている「旧のお盆(月遅れのお盆)」では8月13日~8月16日(2018年)です。
今でも東京など一部の地域で7月にお盆を迎えます。お盆が一か月遅れの8月になったのは、諸説ありますが、地方などで農業の収穫時に被らないように期間が変化したと言われています。
- 8月11日(土) 山の日(祝日)
- 8月12日(日) 日曜日
- 8月13日(月) お盆休み(迎え火)
- 8月14日(火) お盆休み
- 8月15日(水) お盆休み
- 8月16日(木) お盆休み(送り火)
と6連休になる会社も多いのではないでしょうか!17日(金)と18日(土)を有給にすると最大9連休を取れる可能性もありますよね!
もちろん会社の方針によってお盆休みを取り入れてないところもあります。またサービス業者や銀行員、公務員などは基本的にお盆はお休みではありません。
ちなみに、まだ聞き馴染みのない「山の日」は2016年に出来た新しい祝日。「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」ことを趣旨 としています。
2018年のお盆の混雑予想!
お盆休み中の帰省やお出かけで気になるのは道路の渋滞や、新幹線や電車の込み具合ですよね。
2018年の下りの帰省ラッシュは11日辺りが予想されています。
下りのラッシュの時間帯で言うと朝7時ごろには渋滞が起こり始め、そのまま昼にかけてピークになり可能性があります。
またUターンラッシュは12日、15日、18日にピークになりそうです。ただお盆の終わり、16日が平日のため、Uターンラッシュは例年より分散されるかもしれません。
登りのラッシュの時間は例年午後5時頃がピークになる傾向があります。
公共交通機関の帰省ラッシュは11日の午前中、Uターンラッシュは15日~19日にかけて長引く可能性があるので、切符などの手配は早めに準備することをおすすめします。
せっかくの休みのはずが、渋滞や人混みで余計に疲れた!なんてならなように、余裕をもって計画を立てたいですよね!
さいごに
- お盆の歴史は深くて長い!先祖への感謝の気持ちと供養を忘れずに!
- 2018年のお盆は大型連休になりえる!遠出の旅行も◎!
- 楽しい思い出作りのためにも予想できるラッシュは避けよう!
「今年のお盆はたくさん休めるぞ!」というあなた。いつもは帰省か旅行か…と悩むところでも最大9連休を使うと両方とも計画できそうですよね!
長く休めるからこそ、今年は迎え火や送り火など、ゆっくりと伝統的なお盆をすごしてみるのもいいですよね。どちらにせよ素敵なお盆休みが過ごせるように、また夏を思いっきり楽しめるように、早めの計画と準備をおすすめします!
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